ポケモンSV ラルトス一家でマスターランク到達へ(統一パ ランクバトル)

 皆さんこんにちは。ルイと申します。

 今回はポケモンSVのランクバトルでコンセプトを持たせた統一パ(縛りプレイ)でビギナー級からマスターボール級へ到達することができましたので、その記念に記録を書き残しました。

 ※私は同ランクバトルでマスターランク上位に行ける実力などないトレーナーです。自己満の縛りプレイ記録でございますこと御了承ください。

(この記事では所々ポケモン界隈においてよく使われる略語をそのまま使用しております。御了承下さい)

(当縛りランクバトル実施日時は2023年12月第一週頃 藍の円盤DLC解禁前です)

1.使用パーティ(ラルトス一家統一)

・使用動機 

 私はサーナイトが好きで各ポケモン対戦場でよく使っておりまして、ランクバトルでもサーナイト6体だけで組んだサーナイト統一でやれたらいいなと常々思っています。

 しかし現行のランクバトル、カジュアルバトルでさえもそれはできないので、サーナイトに関係の深い、進化前も含めたラルトスグループ統一を使おうと思いました。

 目標はサブロムを新たに作成しビギナー級からスタートして、マスター到達としました。

・パーティメンバー選考

 ポケモン剣盾までにもサーナイトエルレイド、キルリアラルトスの4体に加え、SVで新登場のサーナイトエルレイドの未来の姿と言われるパラドックスポケモンのテツノブジンで5体は確定としました。

 後1体埋めずにバトルをしても良いですが、6体まで入れられるのにそれは味気ないと思いサーナイト、ひいてはラルトスグループに似ているポケモンから選ぶことにしました。

 画像の通りドレディア(ヒスイのすがた)を選びラルトス一家統一としました。

ドレディア(ヒスイのすがた)である理由

 主観ですが以下のような理由から遠い親戚ポケモンと言っても自然であると感じたためです。

配色→緑、白成分が多くラルトスグループに酷似じている。

容姿→特にサーナイトキルリアと酷似。人型なのも統一感がある。目の色は赤系で統一感がある。頭の花飾りはキルリアラルトスの赤い器官と通ずるものがある。手を使うであろうリーフブレードエルレイドとそっくり。

立ち振る舞い→上品さが特にサーナイトキルリア、テツノブジン等と酷似。

タイプ→格闘タイプが入っており、エルレイド、テツノブジンと共通している。全体としてフェアリー、格闘タイプで悪タイプに強いという統一感も生まれる。

その他→サーナイトキルリアラルトスは主に超能力、エルレイドは手の刃、テツノブジンは両方、ヒスイドレディアは足技を使うことになりバランスが良い。

2.実際のパーティメンバー内容

・コンセプト

 対面構築と言われるものに該当せざるを得ないかとおもいます。

 ただでさえ苦しい縛りをしている上、タイプ統一のようにメンバーチェンジもできない中でですが、ヒスイドレディアエルレイド、テツノブジンの中から相手のパーティに刺さっていそうなポケモンを初手出しして対面勝ちを目指し、相手の2番手以降のテラスも含め出てくるポケモン、現環境なら採用率の高いカイリュー等にレッドカードサーナイトを後出しして、後はその場のノリで戦う感じです。

・各メンバーの役割選定

以下パーティ作成エスキスみたいなものです。

 ・アタッカー枠候補はキルリアラルトス以外の4体。

 ・サーナイトエルレイドは中速なので単体での何体も倒すエース枠にしづらい。

積み技もめいそうのみで特にサーナイトは技威力100超え安定技無し、先制技も無効タイプのある不一致技、採用率の高いはがね、ほのおタイプ(テラス含む)でよく止まるためサポート型で採用。

 ・エルレイドはとくせいきれあじでサイコカッター、せいなるつるぎによる火力がかなり高い。特にせいなるつるぎは威力135でサーナイトムーンフォース威力95の1.4倍。物理先制技も無効タイプに注意すれば1体は対面勝ちができる可能性が高い。

 こうそくいどうつるぎのまいは強いが、相手の妨害技、物理耐久との兼ね合い、ブーストエナジー勢を抜けないなど止まる可能性が高い。元の特防も活かしたとつげきチョッキで採用。

 ・テツノブジンは攻撃種族値エルレイドより高いがとくせい、技威力、技ラインナップを見ると突破力は結構劣る。パーティに特殊アタッカーが少ないこと、タイプ一致ムーンフォースきあいだま等のラインナップを活かし特殊アタッカーとして採用。特攻種族値サーナイトより低いためいのちのたまで補い、高い素早さで1体倒す。

 ・ヒスイドレディアは高い素早さを持ち、専用積み技しょうりのまいを持つが、耐久が余裕がなく、それを補うためのテラス要求も高い。攻撃種族値も105とそれほど高くない。とくせいを見るとようりょくそ、はりきりでこのパーティでにほんばれは使えるが、相手パラドックス勢の無償強化、技スペース圧迫につながる。はりきりは命中8割になるがリターンも大きく、こだわりハチマキと合わせれば意識外の高火力で1体以上倒せる可能性があると思ったのではりきりアタッカーとして採用。

 ・キルリアラルトスは言うまでもなく低種族値ラルトスはタスキ確定。キルリアしんかのきせきも候補だが、HB特化してもHB特化サーナイトと同等で、その場合特殊方面が物足りないのでいっそスカーフ採用でワンチャンス。

3.メンバー解説

 ポケモン名 とくせい 性格 実数値(HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早)

・1番 サーナイト トレース ずぶとい 175  x  128  145  136  100 

 HB特化のレッドカード持ちのサポート枠です。

 なぜレッドカードというシナジーの無さそうな道具を持っているかというと、現環境で採用率がとても高く、その型の全てが強力と言ってよいカイリューに後出しできうるポケモンであると感じたためです。

 サーナイトはとくせいトレースがとても有用で相手次第にはなってしまいますが、対応できる範囲がかなり広がります。

 マルチスケイルをコピー出来ればステルスロック等が撒かれていなければ、実質耐久が2倍で過剰にりゅうのまいを積まれなければカイリューのテラス一致はがね技でも耐えることができ、レッドカードで最低流すことができます。

 4災と言われるポケモンの災い系とくせいもコピーすることができ、行動保障アイテムを持たずとも行動しやすいです。

 特に採用率の高いパオジアン、イーユイの強引突破を咎めることができます。

 イーユイはオーバーヒート+火力アップアイテム、テラス等は厳しいですが、相手視点いきなり力押しという選択が、サーナイトの補助技等も考慮しすると取りづらくなると思います。

 パオジアンに関してはようきで火力アップアイテム、テラスがなければ基本安定最大打点のつららおとしは2耐えでき、後出しからでも1回行動できる可能性があります。

 ふいうち、命中安定止め用のせいなるつるぎ等にも後出できるチャンスがあります。

 他にも水オーガポンのちょすい等、とくせいで無効化タイプができるポケモンへの後出しもできるチャンスがあります。

 いろいろ書きましたがやはりカイリューへ特性コピーにより後出しができることが一番の強みであると思います。カイリューはどのランク帯でも採用率、相性の有利不利を問わず選出率も極めて高く、そんなカイリューを意識外からの対策をすれば実質すべてのパーティを対策している…というと大げさですが。

 技構成はパーティの足の速さを補うトリックルーム、それとも相性が良くSVでの起点回避のもはや汎用手段とも言えるアンコールを採用。この二つはサポート役として無難に使いやすいです。

 攻撃技は安定ムーンフォース、残りにはいやしのねがいを入れており、自身の退場と引き換えに後続の体力、状態異常回復ができ、他の3体のアタッカー枠で過労になりがちなポケモンの回復が狙えます。

 みかづきのまいと違いPPの減少には反応せず、体力満タンの状態では効果が保存されるのも特徴です。

 実際の対戦では初手ハチマキはりきりヒスイドレディアを高頻度で選出、テラスも含め対面で1体倒し、相手の2体目(高確率でカイリューは勿論、積みエース、テラス枠)に後出し、レッドカードで退場させ相手の3体目まで見てからドレディアのこだわるべき技を選択するというパターンが主な勝ちパターンでした。ドレディアがほのおテラスしていればはがね技は打たれないので後出し自体は容易でした。件のアタッカーカイリューサーナイトと対峙するとテラス(ノーマル、はがね)をすることが多くテラスをさせて退場させられる、またはりゅうのまい、はねやすめをアンコールできたり大活躍でした。(他にもほのうのうず等の厄介型も無理くり対応できました)

 テラスタイプははがね半減、安定した耐性のみずとしました。トリックルーム、いやしのねがいで後に託すためにテラスする機会も多く、選出率は100%のMVPでした。

 この型で弱い点はサーフゴー、ハッサム、ほのおオーガポンはじめ、環境で採用率の高いはがね、ほのおポケモンに打点がないため、そこは予想通りでした。

・2番 エルレイド きれあじ いじっぱり 173  172  100   x  136  108

 とつげきチョッキを持たせた対特殊中心のアタッカーです。

 いじっぱりのHAベースで、攻撃はようき特化程、防御もある程度タイプ相性上等倍以上で戦える物理アタッカーとも戦えるようある程度振りました。素早さは素早さ4振りFCロトム、無振りサーフゴー、他同速クラスのポケモンを抜けるようにしました。

 きれあじによる火力後押しがかなり強力(サイコカッター105、せいなるつるぎ135)でかげうちも合わせ倒せる範囲がかなり広いと思います。同じ種族値シャッフルのサーナイトと数値だけで比べると、サーナイトムーンフォース×約1.4倍=エルレイドのせいなるつるぎ なのでその火力の高さが伺えます。

 技構成はサイコカッター、せいなるつるぎ、ゴースト打点兼、アイテムがわかるはたきおとす、先制技かげうちです。

 せいなるつるぎが無効化され自身の弱点でもあるゴーストには注意ですが、ハバタクカミ、サーフゴーに打点を持ち、ムーンフォースシャドーボールとつげきチョッキも含め耐え対面勝ちを狙えるます。(厳密には防御振りで攻撃特化でないのではたきおとす+かげうちはサーフゴーに高乱数だったり、あまえるハバタクカミはつらいですが)

 テラスが草タイプなのはキノコのほうしの苦し紛れ対策と水ウーラオス対策です。(かくとうタイプはこの統一に出しづらいはずですが結構選出されました)

 サーナイトのいやしのねがいととつげきチョッキを合わせて、1体倒して終わらず2体以上相手ポケモンを倒せるなど、ハバタクカミがらみの特殊寄りの選出ならばかなりの活躍ができました。

・3番 テツノブジン クォークチャージ おくびょう  149   110  168  90  179

  パーティに不足している特殊アタッカーです。CSベースで特防はでんきテラス時おくびょうハバタクカミのムーンフォース+いのちのたまダメージほぼ耐え、素早さは最速オーガポン抜きです。

 とくせいを活かすブーストエナジーも考えましたが、素早さに補正を掛けても、ブーストエナジーハバタクカミに抜かれる、特攻に補正を掛けると素早さが最速100族抜きまでになるため、おくびょうにして火力を上げるいのちのたまを採用しました。

 ムーンフォース、高威力きあいだまは確定で、後二つはいろいろ試していましたが、電気テラスも考慮し10まんボルト、誤魔化しでんじはを採用しました。

 自身のきあいだまではがねに弱点を突けますが、自身もはがねに弱いので電気テラスを採用しました。

 パーティ全体でサケブシッポ、ハバタクカミ等のでんじはが重かったので電気テラス+でんじはをこちらも撒くつもりでしたが、あまり有効に使えませんでした。

 タイプ一致きあいだまは高威力で命中不安ですが採用価値が有り、高い素早さで2回攻撃できれば対面勝ちは比較できましたが、注意しないと物理、特殊どちらのアタッカーとしてもサーナイトエルレイドより突破力が下がってしまうと感じました。タイプ一致技以外は要検討で補助技無しで先制技を入れても良いと思います。選出率は少し低めでした。

・4番 ヒスイドレディア はりきり ようき 145  157  95  x  96  172

 こだわりハチマキ+はりきりで実質攻撃数値 352 相当の高火力物理アタッカーです。

 前述の通り素の攻撃実数値が飛びぬけているわけではなく、ようりょくそ+いのちのたまでも火力が足りず、発動手段も限られるのではりきり採用です。

 テラスタイプは元の弱点を消せてフェアリー半減、サーフゴー等はがねにテラバーストで弱点がつけるほのおにしました。

 専用技しょうりのまいも強力ですが積む隙、耐久、先制技も意識した体力管理が難しく、技範囲を広げた方が良いと思いました。

 技はタイプ一致高威力インファイト、かくとうと補完が良くカイリュー含めドラゴンへの打点になるアイススピナー、テラバーストを採用、残りの技はタネマシンガンを採用しました。パオジアン、ミミッキュ、その他タスキを盾に行動してくる厄介なポケモンでも草が等倍で通るならば回数次第で1ターンで倒せる可能性があるためです。実際タネマシンガン4,5発ヒットで勝った試合も何度かあります。

 自身が相性不利な相手にはテラスを強要されるうえ、はりきりで8割で当てた後、3~5回を引くというのは、随分虫の良い話ではありますが、ほぼ見えているタスキ枠で止まってしまうなら、低くても賭ける価値があると思い採用しました。

 やはりハチマキ+はりきりの火力は凄まじく、威力80技でも等倍で通るなら余裕をもって確定2発を取れる相手がほとんどで、インファイトならばHP振り程度のオーガポン、ハッサムならばワンパンできます。

 このパーティではサーナイトを選出することがほぼ必須で(実際100%でしたが)テラスも使えばサーナイトの苦手なポケモンにはほぼ勝てるので相性が良く、迷ったら初手選出、一体倒す→相手は挽回、全抜きを目指し2体目を出してくる→サーナイトを後出しする(積技を使われて無償で出せるシーンも多い)→ レッドカードで流す兼3体目もわかる→こだわるべき技が見えてくる というのが主な勝ちパターンでした。

 最速オーガポン、アローラキュウコンが抜けないのが残念ですが、耐久に振って素早さを落としているケースも多く、アローラキュウコンはテラスを切れば壁は張られてしまいますが、体力温存しつつ倒せるので案外苦になりませんでした。

 はりきりの8割で常に命中不安で実際勝負所で技外し→負けもありましたが、それ以上に勝利に貢献したもう一人のMVPです。

・5番 キルリア トレース おくびょう 113  55  117  75  112

 最速CSこだわりスカーフです。(最速100族抜き)

 しんかのきせきを持たせてHB,HDに特化してもそれぞれHB特化、HP振りのサーナイトと同程度で、言わずもがな火力、素早さ不足なのでスカーフをもたせて、みちづれ、トリック枠としました。

 しかしオーガポン、サーフゴー等パーティ全体で重いポケモンでトリックが効かない、最速100族抜きでは上をとりづらい素早さ環境であることから選出0でした。

 進化前であり明らかに補助技を使うことが濃厚で実際それ意識の選出をされたので、進化前で覚悟していたとはいえ残念でした。

・6番 ラルトス トレース おくびょう  103  x  45  97  55  101

 最速CSタスキ型です。

 トリックルーム+アンコールと決まれば強いみちづれ、最低限の働きができるこごえるかぜ採用です。

 ほぼサーナイトの超絶劣化版になっています。サーナイトが相手のテラス、積み技対策枠のサポート型になる以上、ラルトスはこうなってしまいました。

 問題点はキルリアと同様で耐久低すぎてつららばり等の連続技持ちがいると出せない、ステルスロック持ちにも出せない、ちょうはつ、こだわりトリック持ちにも出せない、結果選出0になってしまいました。

4.まとめ



 戦績はビギナー級からマスターボール級まで24勝18敗と以外にも勝ち越しで到達できました。

 実際のバトルでは基本初手ヒスイドレディアで奇襲、一体倒す→相手の2体目に合わせてそのままつっぱたり、レッドカードサーナイトに引いたり…というのが主な勝ちパターンでした。

 それ故初手サケブシッポ、ハバタクカミ等のでんじは、あまえる等のパーティには勝率がとても低かったです。

 サーナイトは狙って選出100%にするつもりはなかったですが、相手のパーティにはテラスも含め積み系のアタッカーがほぼ採用、選出されたため、自然と絶対選出になりました。特にドラゴンタイプポケモンサーナイトを見るとはがねにテラスすることも多く、ヒスイドレディアの一貫性が増していました。

 

 統一パーティでランクバトルを戦ったのは初めてですが、制約のある中でも、ある程度のコンセプトを決める大切さ、役割分担を考える楽しさを実感でき、少しはプレイングスキルも上昇しました。

 今後、統一パでランクバトルをするかは未定ですが、面白い案がないか模索はしています。

 冗長になってしまいましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。